訪れたのは、トヨタカローラ高知・須崎店さん。

 

発売から10ヶ月、今もなお好調な販売を続けるC-HR。

ではさっそく試乗記を。

 

<エクステリア>

 

フロントから。

 

サイドから。

 

リアから。

 

ノーマルだと少し物足りないなぁと正直思っていた

エクステリア。

ですがモデリスタのエアロパーツといい感じのホイールで

カッコイイ❗

こんなチューニングカーみたいなクルマをトヨタが

売るとは…

 

<インテリア>

 

さすがトヨタ。高級感があります。

ソフトパッドやピアノブラックを効果的に使ってます。

黒にブルーの配色、キレイな色使いですね。

 

まるでスポーツカーのようなシート。座った感触・ホールド感もグッド。

シート自体も大きめで、カラダの大きな方でも大丈夫です。

 

<走行性能>

 

・エンジン(ハイブリッド)

 

1.8LのNAエンジン+モーター、プリウスに搭載されているものと同じパワーユニットです。

凄いのはエンジン。最大熱効率40%を実現しています。

この数値はディーゼルエンジンと同等の熱効率の良さ。

燃費の良さにつながっています。

ゼロ発進は鋭い❗ モーターでグイッと出て、さらに

エンジンパワーが上乗せされてきます。

 

 

・乗り心地、ハンドリング

 

硬いのに吸収性のいいサスペンション。

ガッチリとしたボディ。

正確なハンドリング。

見た目とは裏腹にこのクルマ、まるでドイツ車のようです。

運転してこれほどガッチリ感のある日本車は初めてでした。

見た目はSUV風ですが走りはスポーツカーと言ってもいいほどです。

 

<いいね❗ ポイント>

 

・走りのよさ

 

上記、乗り心地・ハンドリングの項目でもお伝えした、走りのよさやガッチリ感。

それはサーキットを走り込み高い次元でクルマをセッティングしたから。

さらにはニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場し、開発途中のクルマながらクラス3位の成績を残しました。クルマの素性がイイという証です。

トヨタのクルマ作りに変化の兆しが見えますね。

 

<ちょっと… ポイント>

 

・後部座席が暗い

 

試乗した日はあいにくの雨。ですがそのために際立ったのが後部座席の暗さ。後部座席ガラスが狭い・リアガラスもかなり後ろ・さらにしっかりした大きめの前席シート、これらのために採光性が低いのです。

雨の日の後部座席は、まるで映画館のような暗さ。

…よく眠れそうです。

 

・ラバーバンドフィール

 

ゼロ発進ではモーターパワーを活かしたパワフルな加速を見せるTHS。

ですが走行中からの加速ではエンジン音の高まりにスピードがついてこない、なんだか滑ってるようなフィーリング。いわゆるラバーバンドフィールがあります。

雑誌からの知識では知っていましたが、実際体験すると違和感があり、「ん〜」と思いました。

ただこれはノーマルモードでのハナシ。試乗後にカタログを見て知ったのですがスポーツモードがありました。このモードで走ったら、もしかしたらイイ感じかも…

 

このブログを書いている途中、トヨタカローラの方と話をする機会がありました。なぜこんなスポーツカーのように仕立てたクルマにプリウスと同じハイブリッドを搭載したのか。

その理由はのちほど。

 

<総合評価>

 

トヨタ・C-HR、4台の中の順位は…

 

親友O ・・・ 4位

親友K ・・・ 3位

ボク  ・・・ 1位

 

それぞれの理由を。

 

親友O 「ホイールを変えたC-HRを同僚が乗っているが、カッコイイ。でもとにかく狭い。天井も低いし、後ろも暗い。そこがちょっと…」

 

親友K 「ハンドリングがガッチリしてて凄い。これで背が低くて、マニュアルだったら欲しいかも」

 

ボク 「運転していて、とにかく楽しい❗ もっと運転したい気持ちが湧いてくるクルマ。」

 

スポーツカーもしくはドイツ車のように仕立てられたクルマ・C-HR。

なぜそのようなクルマに普通のハイブリッドが搭載されたのか?

 

答えは台数をたくさん売るためです。

でもお金をたくさん儲けるためではありません。

たくさん台数を売った販売実績によってホモロゲーションを取得するため。

ホモロゲとは、ラリーやレースなどに出場するために必要な証明書。つまりトヨタはC-HRでレースに出るつもりなのです。

 

これから先レースで活躍するかもしれない、C-HR。レースで活躍する自分と同じクルマを見てワクワクする人も多いのではないでしょうか?

さらにはレースカーを彷彿とさせるようなモデルも発売される可能性が。今でもC-HRにマニュアルミッションを設定することを考えているそうです。

 

トヨタが提案する「クルマの楽しさ」を実現するために生まれたクルマ・C-HR。

その挑戦への想いが、C-HRのデザインに込められているのかもしれません。