訪れたのは、ホンダカーズ高知・須崎店さん。
ビッグマイナーチェンジが施されたステップワゴン。
ではさっそく試乗記を。
<エクステリア>
最大の変更点が迫力のあるフロントマスク。
今までノア・ヴォクシー・セレナに劣っていた見た目の強さが備わりました。
サイドから。フロントマスクが変わったことで、サイドからの印象も変わってます。カッコよくなってます。
<インテリア>
ミニバンの良い所は、広々とした2列目シート。さらに両側パワースライドドア・リアエアコンを標準装備。
運転席まわり。速度メーターやその他インフォメーションが見やすい位置にあります。
<走行性能>
・エンジン(ハイブリッド)
このクルマに搭載されたハイブリッドは主にモーターで走行します。なので電気自動車と同じくトルクの立ち上がりが速く、いい感じ。
エンジンパワーを動力で使うのは、強い加速や高速道路などの負荷の高い場面だけ。それ以外の場面では発電するのが役目。エンジンを発電で使うと、エンジンにとって熱効率のいい回転数・負荷で回ります。つまり燃費がよい、というこです。
ちなみにハイブリッド非搭載車には、ダウンサイジングターボエンジンを搭載。レギュラー・1.5Lにも関わらず低回転から約21kgのトルクを発揮。こちらは試乗していないのですが、気になるエンジンです。
・乗り心地、ハンドリング
ミニバンとは思えない、カッチリした乗り心地。
1列目・2列目は突き上げも少なく快適です。残念ながら3列目には座ってないので、?です。
ハンドリングもカッチリ感があり、運転が楽しいです。以前所有していたミニバンのハンドリングはフワフワ感が強く直進性も弱かったので、正直驚きです。
<いいね❗ ポイント>
・わくわくゲート
普通のテールゲートだと開けられないような狭い空間でも、人の乗り降りや荷物の出し入れが出来ます。
この発想、ステキですね。
・ホンダセンシング
ハイブリッド車のみとなりますが、アダプティブクルーズコントロール機能のついたプリクラッシュセーフティシステムを搭載。単眼カメラとミリ波レーダーで構成されています。
追従性能は試せなかったのですが、高速道路などで役立ちそうですね。
実はホンダはこのクルマのマイナーチェンジ後に発売した新型N-BOXで、新型のカメラを採用。性能が上がっているそうです。ステップワゴンに採用されていればいいのにな…と思います。
<ちょっと… ポイント>
・アクセル全開で、2秒間反応ナシ
アクセルをちょっと踏むぐらいや少し踏み込むぐらいなら、レスポンスよくトルクを発揮します。
ですが強めにアクセルを踏んだ時や全開にすると、約2秒間、なんの反応もありません。アクセルを踏み込んだのに反応がないと、たかが2秒ですがかなりの違和感アリ。
高速道路の合流や追い越しで強い加速が必要なこともありますよね。アクセルとトルクの一体感・リニア感が欲しいです。
<総合評価>
ホンダ・ステップワゴンスパーダHV、4台の中の順位は…
親友O ・・・ 3位
親友K ・・・ 4位
ボク ・・・ 2位
それぞれの理由を。
親友O 「3人で乗ってたら、このまま温泉旅行にでも行きたくなるクルマ。多人数でワイワイ楽しむにはもってこい。」
親友K 「走りも燃費も運転も文句なし。でも多人数で出かけることがほぼないので、ミニバンはちょっと…」
ボク 「前と違ってミニバンもこんなに走りがいいのに驚き。クルマ好き・運転好き、でも家族のためにクルマを選ぶならコレ。」
使い勝手のいい7人乗り。
迫力のマスクとカッコいいエアロ。
燃費とパワーを高次元で両立させたハイブリッド。
追従モードのついたプリクラッシュセーフティシステム。
多くの日本人が望むものをすべて兼ね備えた、
オールインワンパッケージカー。
「The 日本のクルマ」
この1台があれば、家族みんなが笑顔になれそうです。