訪れたのは、高知トヨタ自動車・須崎店さん。
久しぶりの日本販売・ピックアップ。
ではさっそく試乗記を。
<エクステリア>
一番の特徴はピックアップなので荷台があること。
それよりも何よりも駐車枠からハミ出るほど長い❗
全長5335mm、つまり5.3m以上。この写真は須崎市役所前の駐車場で撮影したものですが、前後とも少しずつハミ出しています。
TRDパーツによって、より一層の迫力ある顔つきに。
鉄チンホイールがこれほど似合うクルマは他にはいないかも。
ちなみにタイヤは・・・
極太。タイヤ交換に一体いくらかかるのかな?
ピックアップ最大の利点がこれ。キャンプやスキー・釣りなどの時、濡れたものでもどんどん積み込めます。最大積載量500kgなので、重たいものでも大抵OK。
ですが汚したくない・雨の日も荷物を積みたい人には、オプションでトノカバーを付けたりワゴン風にカスタマイズできます。
<インテリア>
センターまわりにボタン類が集約された、シンプルな運転席まわり。
親友いわく「今時カギを差し込んで回すやつ... いい❗」だそうです。
ちなみに上級グレード・Zにはスマートキーが装備されます。
後部座席。充分な広さです。頭上空間にも余裕があります。
<走行性能>
・エンジン
トルクフルなエンジン。それもそのはず、2.4Lディーゼルターボが低回転から約41kgのトルクを発揮。ディーゼルはガソリンエンジンよりも構造上レスポンスがいいので、アクセルを踏めば即座に力強く反応してくれます。でっかくて重いクルマですが、これだけ力強いと何の不満もありません。
・乗り心地
想像では「フワッとしてるのかな?」と予想していた乗り心地ですが、予想はハズレ。しっかりした乗り心地でした。
ただ1点気になったのがリアの硬さ。最大積載量500kgですが、日本の自動車メーカーはその倍にも耐えられるサスペンション仕様にするので、どうしても硬くなります。でも硬くて耐えられない❗ほどではナシ。毎日乗ってると気にならないかも?ぐらいです。
<いいね❗ ポイント>
・燃費
試乗車のメーターが示していた燃費は、リッター11.4km。須崎の町をちょっと試乗する乗り方でこの燃費は凄い。
営業の沖野さんによると、高速ではリッター15〜16km走るそうです。
軽油はガソリンより安いので、燃料代が思いのほか安くつくのに驚きです。
ちなみにカタログ燃費はリッター11.8km。
…なぜこんなにいいのでしょう?
・視点の高さ
この写真では分かりにくいかもしれませんが、
視点が高い❗
これだけ視点が高いと気分がいいです。優越感に浸れます。
ゆったり運転しようかな?という気持ちになりますね。
ただ… ドアを開けて降りようとした時、高さを忘れてコケそうになったのはナイショです。
・安全性能
単眼カメラ+ミリ波レーダーにより、クルマ・歩行者・白線などを検知し、緊急時には自動ブレーキしてくれるプリクラッシュセーフティシステム。
上級グレードのZに装備されています。
<ちょっと… ポイント>
・アダプティブクルーズコントロールがない
前のクルマを追従してアクセル・ブレーキを自動でやってくれるアダプティブクルーズコントロール機能がありません。速度を一定に保つクルーズコントロールのみになっています。
ハイラックスは外国生まれ・外国生産なので、その影響かもしれません。
単眼カメラ+ミリ波レーダーを備えてるので、やれば出来るハズなんですが・・・
<総合評価>
トヨタ・ハイラックス、4台の中の順位は…
親友O ・・・ 2位
親友K ・・・ 1位
ボク ・・・ 3位
それぞれ順位の理由を。
親友O 「このクルマを所有したら、ものすごく満足感がありそう。楽しいクルマ。でもウチの駐車場には入らない…」
親友K 「デッカクてユッタリしてて、アメ車好きの自分には最高のクルマ。クルマの値段も思ったよりリーズナブルなので、次のクルマはハイラックス買いたい❗」
ボク 「走りヨシ、燃費ヨシ、見た目ヨシ。クルマの全幅はそこまで大きくないので、取り回しで苦労はなさそう。ただ弁当の配達で使えません❗ 面白そうですが…」
この先やってくるであろう電気自動車社会。その時にはハイラックスのようなピックアップ・ディーゼル車はおそらく買えないでしょう。
買うなら今しかないです。
欲しい人はお早めに❗