試乗に訪れたのは、日産サティオ高知・須崎店さん。

 

では新型リーフをいろいろな角度から見てみます。

 

＜エクステリア＞

 

カッコイイですね❗

前のリーフは丸みのあるデザインが「ん〜」って感じでしたが、打って変わってシャープなデザインになり、パッと見でカッコよくなったと思います。

ただシャープなデザインのせいか、クルマが旧型リーフよりも小さく見えてしまいます。

 

リアビュー。空力を意識したパネル造形。さらに整流効果を高めるために、バンパー下にはディフューザーも装着されています。視覚的にもカッコイイですね。

 

＜インテリア＞

 

メーターパネルは、スピードメーターの左半分は液晶ディスプレイ。色々な情報を表示します。

それにしてもボタンが多い・・・使いこなせば便利だとは思うのですが、慣れるのに一苦労しそう。

ソフトパッドやピアノブラックをうまく使っていて、高級感がありますね。

 

後部座席は充分な広さです。

ルーフが後ろに向けて下がっていますが、後部座席の頭上空間は問題ナシ。

 

タイヤハウスが張り出していますが、実用的に使えるぐらいの広さ。

電気自動車はバッテリーが大きく積載性が心配な人も、これなら安心して使えそうです。

 

＜走行性能＞

 

・エンジン（モーター）

 

さすがモーター駆動。アクセルレスポンスがいいです。

エンジンはアクセルを踏んで空気を吸い込み、燃料を混ぜて燃焼してやっとトルクが出ます。ですがモーターの場合電気なので、瞬時にトルクが立ち上がります。　

ゼロ発進・中間加速ともに踏めばすぐにトルクが立ち上がるので、リニアリティがあって楽しいです。

少しだけ全開加速してみましたが、充分に速いです。

 

・ブレーキ

 

普通にブレーキペダルを踏めば減速します。違和感がなかったので、普通によくできたブレーキです。

ですがリーフを楽しむには、e-ペダルを使うことをオススメします。

e-ペダルとは、アクセルペダルだけで加速・減速を行えるシステム。アクセルを踏めば加速し、アクセルを弱めていくとブレーキがかかり、完全停止までできます。日常のほとんどのシーンで、アクセルペダルの操作だけでクルマを操れる・・・なんだか未来的ですね。

 

・乗り心地

 

乗り心地、イイ感じです。

一番の重量物・バッテリーを、フロア下の真ん中に配置してあるのが効いてます。

イヤな突き上げもなく、細かい振動も吸収してくれるので、ダンパーもいい仕事してます。

 

＜いいね❗　ポイント＞

 

・静粛性

 

驚きの静かさ。

エンジンやミッションがないので、もちろんそれらの音はありませんが、インバーターやタイヤのロードノイズもほぼ聞こえてきません。

あまりに静かで、初めは逆に違和感があったほど。

これだけ静かだと会話もしやすいですし、音楽も楽しめそうです。

 

・安全性能

 

単眼カメラによって、前走車・歩行者・道路の白線などを検知するプロパイロットを装備。

ハンドルアシストもしてくれるアダプティブクルーズコントロール機能もついています。

スバルのアイサイトはカメラ2つ、他の多くのメーカーがカメラ1つ＋センサー。

対して日産プロパイロットはカメラ１つのみ。

ですが国が行った自動ブレーキ性能テストでの評価も高く、クルマ雑誌などの性能比較でも高い評価。「数」じゃなく「品質」なんですね。

 

＜ちょっと...　ポイント＞

 

・航続距離

 

カタログ値では満充電で400km走れると記載されていますが、カタログ燃費と同じくそこまで走れません。雑誌の記載によると、アメリカの測定法で出た結果が、満充電240ｋｍ。これが実際に近い航続可能距離だと思います。

なので通勤に困ることはないと思いますが、高速乗って県外へ行く時などは不便。給電ポイントは教えてくれますが、行きたい所の近くになかったら・・・充電中に何しようか・・・となってしまいます。

でも逆のことも言えます。

遠出は滅多にしない、ほぼ通勤でしか乗らない、買い物やお出かけは近場で。

このようなクルマの使い方だと夜間の安い電力で充電し、クルマで出かけても充電せず、家に帰ってまた夜間充電できます。

するとどうなるか？　ガソリン代より燃料代がずっと安くなるんです。

電気自動車は、人によってはちょっと・・・

ですが、人によってはいいね❗となります。

 

＜総合評価＞

 

ブログno.40で紹介した親友2人と今回一緒に試乗しました。

試乗後の夜、サカヤノツマミグラでお酒を飲みながら、試乗したクルマを肴にあれやこれやの討論会。

そのハナシで出てきた試乗車4台の順位付けを紹介します。

 

新型リーフ、4台の中の順位は...

 

親友O　・・・　1位

親友K　・・・　2位

ボク　　・・・　4位

 

それぞれ順位の理由を。

 

親友O　「ワンペダル走行も楽しいし、駐車をボタン１つでやってくれるプロパイロット・パーキングも凄かった。未来のクルマに乗ったみたいで感動した。」

 

親友K　「運転して楽しいし、先進装備も面白い。自分のクルマの使い方だと、満充電で200ｋｍ走ってくれたら充分」

 

ボク　「未来を感じるクルマ。でも満充電200ｋｍプラスだと、1年4万ｋｍ乗るボクには物足りない。」

 

あらゆる先進装備・安全装備、そして電気自動車ならではの走行性能や運動性能。

早ければ数年先には当たり前になっているかもしれない、新しいクルマのカタチ。

未来を感じたい人、未来を先取りしたい人にはオススメのクルマ。

ですがクルマとしての基本もしっかり作ってあるので、いいクルマに乗りたい人にもオススメです。