運転する前に、内装・外観チェックです。
レヴォーグと似ています。レヴォーグよりもナビの位置を上げて、確認しやすくなっています。エアコンのダイヤル式は、使いやすそうです。
シフトレバーやその周りにピアノブラックが使われていて、高級感があります。
でも実は、ピアノブラックは安くて、コスト削減になるのです。最近いろんなクルマにピアノブラックが使われるのも、安くできて高級感があるからなのです。
エアコンや車両情報を写し出すインフォメーション・ディスプレイを1番上に。その真下のナビも、なるべく視線移動の少ないように、上に。
見た目よりも、ドライバーのために。
スバルの、人のためにという思いが、ここにも現れています。
後部座席です。充分広いです。ルーフを絞っていないので、頭上空間も広いです。長時間の移動でも、快適に過ごせると思います。
トランクルームです。広いと思います。後部座席が広いのですが、トランクも広い。旧型よりもクルマ全長が4cm長いのですが、それでも座席と積載能力のバランスが凄いと思います。
1番驚いたのが、ハッチがかなり上まで上がることです。これは使いやすいと思います。雨の日にも、いいですね。
テールランプの隅が、尖ったように突き出ています。これは単なるスタイルではなく、最近の空力トレンドです。
ちょっと前まではどのクルマも、この部分はラウンドさせていました。尖らせるのは、空力、そして燃費のためです。
なるべく尖らせる、後ろまで引っ張ると、クルマが切り裂いた空気を、より後ろで合流させることができます。逆にラウンド、丸い形状にすると、空気の合流地点がもっと前に、クルマ寄りになります。空気の合流がクルマに近いほど、クルマを後ろに引っ張る力が強くて、前に進む力を奪って、燃費が悪くなるのです。
クルマが切り裂いた空気を、クルマよりもなるべく後ろで合流させて、後ろに引っ張る力を弱めて、燃費を良くする。この考えに沿って作られたテールランプの形状なのです。
さらに...
フロア下の写真です。アンダーパネルが付けられています。このパネルでなるべる空気の流れを乱さず、流速を上げます。クルマの上を流れる空気の流速よりも速くすることで、飛行機の翼とは真逆の力、ダウンフォースが生まれ、クルマの動きを安定させることができます。
ルーフスポイラーがついています。これも単なるスタイルではなく、空力のためです。
ルーフスポイラーがあることで、ルーフを通った空気が、よりクルマの後ろで合流し、燃費にいいのです。ルーフスポイラーがなければ、もっと早く空気が乱れ、空気の合流地点がクルマに近くなり、燃費が悪くなります。
テールランプの形状、アンダーパネル、ルーフスポイラー。これらは見た目もカッコイイですが、それ以上に空力のためです。
でも燃費重視のクルマのように空力だけに偏らず、スタイリングとのバランスを取った、ボディ形状。
インテリアにも、スタイリングにも、スバルのこだわりが感じられます。